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赤松接骨院

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院長ブログ 腰、股部痛: 2015年2月

足のしびれ、痛み

36歳 女性
長時間の座位、立位でお尻から膝辺りまでジンジンしびれるような痛みが続いていると。
圧痛部位を探っていくと、やはり小殿筋にあり、この筋肉にマイオパルスを通電しながらストレッチ

筋肉をほぐす様に施術、3回目にはしびれる様な痛みはなくなり、5回目には違和感もなくなった。


      小殿筋1.png

いつも座っている人は小臀筋にトリガーポイントを作る危険性があり、痛みを下肢に発生させる。
坐骨神経痛という診断は下肢に痛みがある人に付けられるが、それは坐骨神経とは無関係の事が
ほとんど。

神経を圧迫するから痛むと説明されるが、神経を圧迫しても痛みは出ない。
神経を、締め付けて起こるのは、痛みではなく麻痺。 電気信号が、流れない状態。

手術で、ヘルニアを切っても、症状が改善しない例もある、健常者のへルニア持ちもいれば、
痛みがあってもヘルニアがないこともある。

『椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症で神経が圧迫され、腰が痛む、足が痛む』という
説明はおかしいし、矛盾だらけ。 背骨の歪みが原因とかは論外。基礎医学、生理学を無視してる。


原因は筋肉のけいれんです。 持続性、反復性の外力によるものです。


臨床医のための痛みのメカニズム』より 横田敏勝(滋賀医科大名誉教授)

 
『神経痛一般の発現機序』
痛覚線維の生理的興奮は、その末梢の自由終末にある痛覚受容器(侵害受容器)が
刺激されたときにみられる。
自由終末と脊髄を継ぐ部分からインパルスが発生することはめったにない。

痛覚受容器を介さずに神経線維からインパルスが発生することを異所性興奮という。
異所性興奮を生じる可能性が高いのは、脱髄部および傷害された末梢神経の側芽と神経腫である

『神経根痛』
脊髄後根を圧迫すると神経根痛がでて、圧迫された後根の支配領域に痛みが走るとみられている。
しかし、この考えは特別な場合にしか通用しない。
脱髄線維を含む脊髄後根への機械刺激は神経根痛を誘発するが、正常な脊髄神経根の圧迫は
痛みを生じない


実験動物の正常な脊髄後根を圧迫しても、痛みを伝える侵害受容線維を含めた求心性線維の
持続的発射活動は誘発されない。
しかし、あらかじめ傷害しておいた脊髄後根を機械刺激すると、持続的なスパイク発射が誘発
される。


バルーンカテーテルを使って正常人の脊髄神経根を圧迫すると、錯感覚と感覚鈍麻が誘発されるが痛みは
出ない。

正常な脊髄後根を牽引しても痛まない
傷害歴のある脊髄神経根を鑷子で圧迫したり、縫合糸をかけて牽引したりすると、特徴的な
神経根痛が走る。



神経生理学の先生は、神経を圧迫、牽引しても痛みはないと言っている。
特異的な神経痛と思われたときは、神経腫とか神経の傷害、脱髄を考えるべき。



 

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