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赤松接骨院

愛知県名古屋市天白区
野並3丁目405
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院長ブログ 2015年5月

へバーデン結節だから痛いの?

へバーデン結節=変形
最初に報告したのがへバーデン博士だから、この聞きなれない名前だが、ようは変形の事。

皮膚で言う、シワと同じ、でも痛いから何とかしたいと考え、方法は無いかと探すわけです。

変形と痛みは別です。 変形してるから痛いは、間違い。

痛みを放置するから変形する。 年のせいにするのもおかしな話。


症例 58歳 女性 事務職

両方の第2指、第一関節が痛くて物をつまめないし、スイッチも押せなくなり整形外科受診
へバーデン結節と診断され、鎮痛剤と湿布をもらい使用するも改善なく、〇〇病院 手の外科受診

診断は同じ、特に処置もなく帰されたと。
患者さんいわく、「なんで、こんなもんで来たんだ」と言わんばかりの態度だったと。

困っているから受診したのにと、大変ご立腹の様子

第一関節は変形し膨らんでいて、少し押さえても痛い、若干腫れもあるが、熱感はない。

総指伸筋部に圧痛著明、索状硬結(しこり)あり、骨間筋にも圧痛あり

               総指伸筋3.png
これをほぐす様に施術し、10回ほど施術、痛み、腫れはなくなった。どの指でもいっしょです。
変形したものはどうしようもないが、痛みは取れる。

こういう痛みの方はちょくちょくいるが、痛み出して間もなければ、数回で良くなる。
時間経過が長いと、ちょっとかかる。

でも、変形してるから痛いのではない、筋肉の過緊張によって痛みがでて、変形が作られる。
指先につく筋肉の繰り返しの負荷(外力)が原因。 農家の方、手をよく使う方には多い。
痛みを我慢してると、変形は進むし、最後は腱が自然に切れて、まっすぐ伸びなくなる。

第一関節だけ曲がって伸びないおばあちゃん 見たことないですか? 結構いらっしゃいます。
痛みがなければ、日常生活はほとんど支障ない様です。 変形してても痛くないんです。

だから、へバーデン結節だから痛いと言うのはおかしいと思います。
筋肉のしわざ だと思いますが、いかがでしょうか?

投球で肘が痛い

17才 女性 ソフトボール部
 
 ソフトボールの練習で、ボールを投げると痛みがあると来院
以前も同じ場所が痛み、他院へ通院してた。

その際は、肘頭窩と肘頭がぶつかり炎症を起こしていると言われ、3か月ほど通院したとの事
患部に腫れ、熱感なし。 以前も腫れは無かったと。

上腕三頭筋に圧痛あり、その筋肉を施術。
3回で痛みは取れ、ボールも投げれるようになった。

  上腕三頭筋.pngimage030.jpg

後からだと、何とでも言えるが、おそらく以前の痛みもこれだと思われる。

14才 男性 硬式野球部

 ボールを投げると肘頭周囲に痛みあり、思い切り投げれないため整形外科を受診。
レントゲン検査で異常なし、しばらく安静と湿布をもらったと。

2週間後、ボールを投げるとまだ痛むため受診するも、また、もうしばらく安静と指示される。
早く復帰したいと当院来院。

腫れ、熱感なく、完全伸展にて少々痛みあり、上腕三頭筋に圧痛著明
この筋肉を施術、2週間で思いきり投げれるようになった。

お母さん、「どうしてもレントゲン撮らなきゃって思っちゃうのよね~」
私、「レントゲンが必要なら紹介しますから」

ほとんどの方が、痛くなったらレントゲンと思われるようです。
不安を払拭するためですが、骨に異常があるか、ないかは話を聞いて、みて、触ってで大体検討はつくものです。









手術をしたが膝がまだ痛い

21歳 男性
 
 格闘技の練習中に痛みを感じ、徐々に痛みは増し、腫れも著明になる。
病院で、MRI検査 前十字靭帯(ACL)断裂と診断され、再腱術を受ける。

その後リハビリを行い、痛みはあるものの日常生活はこなせる様になる。
約1年経過し、MRI検査で再腱部は良好、徐々に運動を開始。

すると、痛みが徐々に強くなり、少し腫れてきたので、MRI検査するも異常なし
先生には「 無理するな 」とだけ伝えられた。 痛みは強いし、今後どうしてよいか解らず、当院来院。

膝の可動域制限はないが、正座は痛みのため出来ず。
膝の中の方に鈍痛は常にあり、同じ肢位、立位、悪天候で、鈍痛は強くなる、腫れは少々、熱感はない


          ACL.png
大腿直筋部に圧痛あり、索状硬結部をアキュ、マイオ、手技にでほぐす様に施術
日に日に症状は改善し、約2か月で痛みはなくなり、格闘技をしても問題なくなった。

「構造の治療」と「痛みの治療」はちょっと違う。
靭帯が切れたのなら手術で縫合、固定で問題ない。しかし、痛みは安静にしていれば良くなると言う事はない。

安静で痛みが軽減しても、動くとまた痛み出すを繰り返してしまう。


38歳 女性

 
 ランニング中、急に膝が痛みだし、走れなくなり、うずくまったと。
整形外科受診するも納得できる説明なく、安静と湿布、消炎鎮痛剤をもらう。

その後、3件 病院受診するも同様。 何とか治したいと、スポーツを専門に扱う大きい病院を受診
MRI検査にて内側半月板断裂と診断され手術(縫合術)を受けるも、3か月後にMRI検査で、縫合部が切れていると判明

その後、半月板切除術を受ける。リハビリするも痛みは残存、歩くのがやっとと言う感じだったと。
関節注射も何本も打ったが変わらずを、約2年も繰り返した。そして、主治医が病院を辞められ、
以後 ドクターショッピング

最後に当院にたどり着いた。 強固な膝硬性補装具のドンジョイをつけ、ぎこちない足取りでおみえになりました。


         膝 1.png  大腿二頭筋2.jpg
内側広筋、大腿直筋、大腿二頭筋、腓腹筋、ヒラメ筋に圧痛あり、これらの筋を施術。

歩行状態、痛みを聞き、当日帰りには装具は無しとした。患者さんの顔色もよくなり、

「光が見えました」とおっしゃっていました。

日に日に痛みは軽減し、約1ヶ月ほどで、小走り出来るようになり、約3ヶ月で痛みはなくなった。

後はどんどん運動し、筋力、柔軟性を付けていけば問題ないでしょう。

半月板は断裂し、関節ネズミになっていなければ手術は必要ないと思っているし、手術の方が

治療成績が良いと言う事も学術的にない。   手術で良くなったと言うのは、半月板切除効果ではなく、

麻酔による痛み経路のリセット&プラセボ効果と言う見解があり、私もそう思います。

いずれにせよ、痛みがなくなれば、また、走れるし、なんでも出来る。患者さんに良くなると

「 希望 」を持ってもらうことが大事。  この方は、スムーズに良くなられたが、施術は早いに越したことはない。

神経の可塑性、慢性痛症になるとスムーズにはいかないし、当院だけでは、手に負えなくなります。







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