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赤松接骨院

愛知県名古屋市天白区
野並3丁目405
AMBER HOUSE 1F

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院長ブログ 2019年2月

膝の水

膝関節水腫
 
破壊された関節軟骨、滑膜から放出される炎症性サイトカインTNF-αによる炎症と
言うのが一般的ではあるが、軟骨が痛んでいても水が溜まらない人もいれば、
その逆もある。 
慢性の人もいれば、一過性の人もいる。
 
①リウマチやピロリン酸カルシウム結晶沈着による急性関節炎(仮性痛風)のときの
水と ②普通の水腫(ケガ、手術後の水)とは性状、症状も違う様に思う...
 
①は炎症性の浸出液で薬を使うのが最善、
②は単に関節液の増加で、炎症の浸出液というより、
大腿直筋、大腿内側広筋、外側広筋の緊張が強く膝蓋骨によって
強くこすられて溜まるように思う。
 
だから、筋肉の緊張を取ってやれば、水は自然に吸収されていく。

・40才 女性 
 テニス中に痛みが出現、徐々に痛みが強くなり整形外科へ。
 「水が溜まっているから抜きましょう」と言われるも抜くのは怖いと
 当院へ、大腿部、臀筋、腓腹筋の緊張を取るようにし、翌日には水は引いた。
 4回施術し、テニスも問題なくやれる様になった。
 
・16才 女性
 バスケットボール練習中に痛みだし整形へ、水が溜まっていると、穿刺と薬剤を注射
 MRIにて、半月板が痛んでいると、週一で注射を5回するも、水腫、痛みは変わらず。 
 医師に痛みが変わらないことを伝えると「手術でもするか?」と言われ当院へ。
 大腿部、臀筋、腓腹筋の緊張を取るようにし、12回施術し、痛み、水もなくなった。
 
 本人も「な~んだ、半月板は関係ないじゃん」と理解してもらえた。
 もちろん、バスケは休まずやれる範囲で継続した。
 
 腫れ、熱感、発赤がなければ、運動を休んだから早く良くなる訳ではない。
 休んでいれば、その時は症状は軽減するが、運動を始めると、また症状は強くなる。
 運動をやりたいんだから、やれる範囲でやればいい。
 
 結局、この場合、水が溜まる原因は、筋肉のこわばり、痙攣だから、動かし、ほぐしていくのが一番いい。
 「何かが壊れているから痛い」と言う思い込みが一番良くならない。
 組織損傷だけが痛みの原因ではない。

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