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赤松接骨院

愛知県名古屋市天白区
野並3丁目405
AMBER HOUSE 1F

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院長ブログ 2024年1月

痛みは難しい

国際疼痛学会 2020年 定義

 「 痛みは、実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に
付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験 」と
定義することで、組織損傷がなくとも起こりうる痛みの存在を
明確にしました。

さらに、痛みは常に個人的な経験であり、生物学的、心理的、
社会的要因によって様々な程度で影響を受けます。

痛みと侵害受容は異なる現象。
感覚ニューロンの活動だけから痛みの存在を推測できない。
個人は人生での経験を通じて、痛みの概念を学びます。             

など、これまで注目されてこなかった痛みの複雑さについても
述べています。

難しいが、要は「切れてる、折れてる、潰れてる」から痛いだけでは
ないと言う事、いろんな要素が絡み合って痛みを認識している。

 
しかし、日本の整形外科学は、「何かが損傷しているから痛い」が基本
とりあえず、レントゲン、MRI、CTで損傷、変形した所、
他とは形の違う所を探す。

 見つかれば「これが原因」、無ければ「様子をみましょう」と
痛みとは、関係のないものを原因にされたり、
損傷すれば、炎症 (痛く、赤く熱を持ち、腫れる) が基本
 
なければ、ほとんどが、筋肉の微細損傷(顕微鏡レベルでの小さい損傷)が
きっかけでおこる筋肉の痙攣、痙縮による血流障害
痛みセンサー(ポリモーダル受容器)の感作、反応だと思います。

そこに、ストレスが加わり複雑になる。

ヘルニア、腰椎分離、すべり、半月板の断裂、円盤状半月、腱板断裂、
変形があっても痛くない人がいるのはなぜ?

成長期になぜ痛む? 痛くない同級生はなぜ?

神経を圧迫するとなぜ痛む? 座るとお尻の神経、立ってると
足の裏の神経は毎日圧迫されてない?

考え、想像してみてください。
今までの、古い考えはもうやめようよ。




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