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膝の水

膝関節水腫
 
破壊された関節軟骨、滑膜から放出される炎症性サイトカインTNF-αによる炎症と
言うのが一般的ではあるが、軟骨が痛んでいても水が溜まらない人もいれば、
その逆もある。 
慢性の人もいれば、一過性の人もいる。
 
①リウマチやピロリン酸カルシウム結晶沈着による急性関節炎(仮性痛風)のときの
水と ②普通の水腫(ケガ、手術後の水)とは性状、症状も違う様に思う...
 
①は炎症性の浸出液で薬を使うのが最善、
②は単に関節液の増加で、炎症の浸出液というより、
大腿直筋、大腿内側広筋、外側広筋の緊張が強く膝蓋骨によって
強くこすられて溜まるように思う。
 
だから、筋肉の緊張を取ってやれば、水は自然に吸収されていく。

・40才 女性 
 テニス中に痛みが出現、徐々に痛みが強くなり整形外科へ。
 「水が溜まっているから抜きましょう」と言われるも抜くのは怖いと
 当院へ、大腿部、臀筋、腓腹筋の緊張を取るようにし、翌日には水は引いた。
 4回施術し、テニスも問題なくやれる様になった。
 
・16才 女性
 バスケットボール練習中に痛みだし整形へ、水が溜まっていると、穿刺と薬剤を注射
 MRIにて、半月板が痛んでいると、週一で注射を5回するも、水腫、痛みは変わらず。 
 医師に痛みが変わらないことを伝えると「手術でもするか?」と言われ当院へ。
 大腿部、臀筋、腓腹筋の緊張を取るようにし、12回施術し、痛み、水もなくなった。
 
 本人も「な~んだ、半月板は関係ないじゃん」と理解してもらえた。
 もちろん、バスケは休まずやれる範囲で継続した。
 
 腫れ、熱感、発赤がなければ、運動を休んだから早く良くなる訳ではない。
 休んでいれば、その時は症状は軽減するが、運動を始めると、また症状は強くなる。
 運動をやりたいんだから、やれる範囲でやればいい。
 
 結局、この場合、水が溜まる原因は、筋肉のこわばり、痙攣だから、動かし、ほぐしていくのが一番いい。
 「何かが壊れているから痛い」と言う思い込みが一番良くならない。
 組織損傷だけが痛みの原因ではない。

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オスグット病の痛みは...

一般的に、オスグッドの原因は「大腿四頭筋の柔軟性の低下」とされている。
自分も大腿四頭筋が痛みの原因と考えていたが、どうやら違う。
 
・症例 12歳 女性 
 バスケットボール中より痛みだし、整形外科、接骨院を転々とする。
 痛みだしてより約4か月で当院へ
 
大腿四頭筋、中臀筋、ハムストリングを施術(ほぐして、ストレッチ)する。
その日は、痛みが消失するのだが、バスケをしてるとまた痛くなる。
 
何度か施術を繰り返すが、バスケをするとまた痛くなってくる。
途中で、彼女は来院しなくなったのだが、なぜ痛みが完全に消失しないのか?痛みが戻るのか?
 
この事が、常に頭に残っていたが、ようやく解決してきた。
 
大腿四頭筋の柔軟性低下は、二次的なもの、それが痛みの元ではない様だ。
脛骨粗面が隆起してくるのがオスグッドの特徴、だが隆起していても過去、現在も
膝に痛みを感じたことがないと言う人を何人もみた。
意外に多いことに気が付いた。
これでは、隆起するから痛いは説明がつかないし、間違いと言う事だろう。
 
どうやら、痛みのポイントはハムストリングなのだが、詳しい場所は内緒。
 
 
・症例 14歳 男性 
 1年位前より痛みだし、徐々に痛みが酷くなりしゃがめない、走れないで、整形外科へ
 安静と大腿四頭筋のストレッチを指導され治療に通院。
3か月ほどまじめに通院するも、あまり変わらず。
 
その後、「オスグッドはお任せ、3回で治します!」と言う所に3回行くも変化なし。
4回目からは無料らしいが、本人いわく「行っても時間の無駄だから行かない」とのこと
 
わらをもつかむ思いで当院へ
 
大腿四頭筋、腓腹筋、前脛骨筋、中足骨部の骨間筋、ハムストリング、
ハムストリングのあるポイントを施術
2回行い走れるようになり、サッカーも出来るようなった。
その後もサッカーを続けながら5回施術し痛みも出なくなり終了とした。
 
こんな感じの子が他にも男女数名(野球、サッカー、バスケット、テニス、体操などなど)。
 
ハムストリングのあるポイントが自分の中で以前は抜けていた事が
12歳の彼女がきっかけで気づけた訳です。
 
毎日が経験、「うまくいかない」「うまくいった」の繰り返し。

患者さんとのやりとりが、思い込み、常識を改める日々です。
 

円盤状半月板断裂を手術したが...

15歳女性
 
中2のはじめ頃、バレーボール中に右膝が痛くなった。 
痛みを我慢してバレーボールを続けていたら左膝も痛くなってきたため病院受診
 
検査の結果、両外側円盤状半月板断裂と診断。
関節注射で様子をみるも症状は悪化
 
「手術すれば良くなる」と言われ痛みの強い左膝だけを手術する事となった。
手術後、リハビリを行ない軽減はしたものの、やっぱり痛い。
 
診察では、「手術はうまくいっている、様子をみましょう」と結局、
バレーボールには復帰できず引退。
 
このままでは高校生になっても運動が出来ないと当院へ。
歩行時痛あり、自転車をこいでも、動くたびに痛みを感じる、可動域制限はない
 
大腿四頭筋、内転筋、ハムストリング、腓腹筋、前脛骨筋など大腿、下腿の
ほとんどの筋肉に圧痛があり、それらを緩めるように施術、ストレッチ。
 
症状は少しずつ軽減、少々痛くても動くように指導する。
高校ではバトミントン部に入部
 
走ると痛いがやれると、施術しながら部活は継続、徐々に痛い時も減っていき
試合にも出場することとなった。
 
手術をした膝も、手術をしていない膝も、同じように良くなっていく。
施術期間は人それぞれ、紆余曲折あれど、必ず良くなる方法はあると思う。
 
半月板断裂が痛みの犯人ではない。円盤状が悪いわけでもない。
それにしても、「手術はうまくいっている、様子をみましょう」って、
痛いから手術したのに、それと、どんだけ様子見るの? 
 
半月板が痛みの原因だと思い込んでいると、手術して良くならない場合
もうお手上げなんだろうな~
 
何を考えているのやら疑問に思うが、「様子をみましょう」と言われる患者さん、
どうしていいか不安ですよね。


分離膝蓋骨、二分膝蓋骨

持って生まれた形、分離、二分しているから痛むわけではない。 
大きい外力「強打など」が加わり骨折したものは別だが。

走って、ジャンプして痛くなった、皮下出血も熱感、発赤もないような物は
他に痛みを出す原因があるだろう。


何がほんとか、患者さんも訳が分からなくなるよな~


症例1  8才 女性 体操

ダッシュの練習中、両膝に痛みが出現。 整形外科を受診 「分離膝蓋骨」と
診断され安静を指示。 

安静にて痛みがなくなり練習に参加。すると、また痛みだし整形外科を受診。
同じことを言われる。


マップ.png 数件受診するも皆同じような説明だったと。
その後、スポーツをうた
っている整形外科を受診、
 
安静と痛い部分に超音波を1か月ほぼ毎日通院。
運動の許可を受け練習するも、また痛みだす。

超音波をまた1か月ほぼ毎日通院。運動の許可を受け練習、
やっぱり痛くなる。

さすがにこれはおかしいと当院へ来院。
 
膝蓋骨周辺に腫れ、熱感、発赤なく、圧痛もはっきりしない。
大腿部の外側広筋、長、短内転筋、半健、半膜様筋部に圧痛著名。

これらの筋肉を施術。2回行い痛みなく練習できるようになった。

その後1か月、痛みなく練習は出来ているとの事。
七夕には、「オリンピックに出られるように」と書いたそうだ。
 

症例2  14歳 女性 バスケット

ジャンプし着地の際に転倒し右膝に痛み出現。徐々に痛みは強くなり整形外科受診。
分離膝蓋骨と診断され、松葉杖歩行にて安静を指示される。

約1か月で症状は改善し、運動の許可を得るも、痛くて走れないと、当院へ。
大腿部の外側広筋、恥骨筋、長、短内転筋、半健、半膜様筋部に圧痛著名。
 
2回施術し6~7割の力でバスケ復帰。練習後半少し痛み出すと、バスケは継続しながら
施術継続、痛みは無くなった。
 

分離、二分だろうが、苦にすることはない、健常者でも存在するのだから。
痛くなって、レントゲンを撮ったら たまたま分離していただけ。

たまに、疲労骨折なんて説明する先生もいるから…。
 
「分離している所に何らかの原因で炎症が起きている」なんて説明する先生もいるけど、
本気でそう思っているのかな~?

なんでも炎症でかたづけて、痛かったら安静。
良くならないのはどうしてか考えないのかな~?

安静ばかりしていると、かえって痛みが長引く傾向にある。
 痛みを取って、出来ることから復帰させるのが一番いい。



膝が痛くて走れない

40代 女性
 
 テニス中、左膝に痛みが走り、整形外科へ,
MRIの結果 半月板断裂と診断される。

関節注射、リハビリ、針などを1年ほど行い、日常生活はなんとか行えるようになるが、
長時間歩くと痛いし、走れないし、ジャンプも出来ない。
 
以前、知人に聞き、知ってはいたが、「私は半月板が悪いから、ダメだ」と思い込んで、
筋肉だと聞いてもピンとこなかったそうだ。
 
でも、まじめに通院していたが、思うように良くならないし、テニスはしたいし、
思い切って視点を変えてみよう、「このままでは嫌だ」と思い切って当院へ来院。
  
内側広筋、外側広筋、大腿二頭筋、腓腹筋内側頭に圧痛あり、
これらの筋肉を施術、週2~3回を1か月ほど行い、走ったり、ジャンプも出来るようになる。

少しずつテニスにも復帰。 時折痛む時はあるが「おいおい筋肉、またこわばってるな」と
ストレッチをして、テニスを続けている。

テニス、マラソンなど、この様な症例はちょくちょくいらっしゃる。 
「半月板が…、軟骨が…」は置いといて、筋肉を施術することで運動も出来るようになる。

「無理すると将来歩けなくなる」なんて脅す人もいるけど、そんなこと分からない!!
そんな調査報告、根拠もないと思うけど。 勝手な思い込み。

半月板も、軟骨もぺっちゃんこに潰れてても、元気に歩いてる高齢者の方はいっぱいいますよ。

発想の転換が大事。

ただ、痛んでから時間が経つにつれ治りも悪くなるから、早いに越したことはないです。



半月板損傷、断裂って何?

円板状でも、普通の半月板断裂、損傷でも、痛みとは別。 
分けて考えてください。  でも、ここが理解されにくい所。

痛いから、病院等の医療機関を訪れる訳でしょう?
 
痛くないのに、「半月板が心配で」と検査する人なんていないと思うけど。
 
そして、検査して「損傷、断裂、異常なし」などと言われる。
「損傷、断裂が原因でしょう」と言いながら、注射、リハビリ、安静、固定はどうして?
 
注射、安静、固定、リハビリしても、半月板の損傷、断裂は元には戻らない、治癒力はない。
なんだか言っている事と、やっている事に矛盾を感じるのは私だけ?
 
痛みが少なければ、「痛み止めと湿布で様子を見ましょう」とか「手術するほどではない」とか。
 損傷がどうであれ、痛みが強いと手術に踏み切る。

じゃ、半月板の損傷、断裂は何? いいの、悪いの? どれだけの意味があるの?
 
「骨が折れているから」、なら固定なり、手術なり、癒合させる処置をとるのが通常。
半月板は様子みなの?  
 
「手術をして良くなる人もいる」「手術をしたが良くならない人もいる」「手術をしなくても
良くなる人もいる」、半月板って何なんでしょうね?
 
結局は、痛みが無くなれば 「よし」 と言う事?
だったら、早く痛みをとり、断裂、損傷した半月板はどうするか、後からでもゆっくり考えたら
いいのでは?  痛いから困っている訳だし。
 
半月板損傷、断裂だから痛いというのは、つじつまが合わないです。
「半月板が痛みの原因」 と言う 思い込み ではないでしょうか?

現に半月板断裂があっても、痛みなく、障害なく、スポーツをしている人はいますよ。

痛みがなければ、断裂、損傷があっても、何ら支障はないようです。

半月板断裂だから痛いのか?

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