円盤状半月板断裂を手術したが...
15歳女性
中2のはじめ頃、バレーボール中に右膝が痛くなった。
痛みを我慢してバレーボールを続けていたら左膝も痛くなってきたため病院受診
検査の結果、両外側円盤状半月板断裂と診断。
関節注射で様子をみるも症状は悪化
「手術すれば良くなる」と言われ痛みの強い左膝だけを手術する事となった。
手術後、リハビリを行ない軽減はしたものの、やっぱり痛い。
診察では、「手術はうまくいっている、様子をみましょう」と結局、
バレーボールには復帰できず引退。
このままでは高校生になっても運動が出来ないと当院へ。
歩行時痛あり、自転車をこいでも、動くたびに痛みを感じる、可動域制限はない
大腿四頭筋、内転筋、ハムストリング、腓腹筋、前脛骨筋など大腿、下腿の
ほとんどの筋肉に圧痛があり、それらを緩めるように施術、ストレッチ。
症状は少しずつ軽減、少々痛くても動くように指導する。
高校ではバトミントン部に入部
走ると痛いがやれると、施術しながら部活は継続、徐々に痛い時も減っていき
試合にも出場することとなった。
手術をした膝も、手術をしていない膝も、同じように良くなっていく。
施術期間は人それぞれ、紆余曲折あれど、必ず良くなる方法はあると思う。
半月板断裂が痛みの犯人ではない。円盤状が悪いわけでもない。
それにしても、「手術はうまくいっている、様子をみましょう」って、
痛いから手術したのに、それと、どんだけ様子見るの?
半月板が痛みの原因だと思い込んでいると、手術して良くならない場合
もうお手上げなんだろうな~
何を考えているのやら疑問に思うが、「様子をみましょう」と言われる患者さん、
どうしていいか不安ですよね。