肉離れ(筋挫傷)
筋の断裂により陥凹(へこみ)がなければ、ほとんど固定は必要ないだろう。
皮下出血があっても、固定が必要なほどの構造の損傷はほとんど無い事が多い(微細断裂が主)。
完全な固定は治癒過程にある組織に対し有害であり、結果として構造的に弱く組織学的にも脆弱な
組織を形成してしまう。 よって、マイオパルスを通電しながら、我慢できる範囲で動かしていく。
それが、腫れ、むくみを抑制し、早期回復につながる。
症例1 33歳 男性
遊びでサッカー中に何かが当たった感覚、以後どんどん痛くなり、歩けなくなる。
陥凹はなく腓腹筋内側頭に圧痛著明。 マイオパルスを通電しながら自動運動
当日、帰りには痛みは半減近くなり、2日目位より皮下出血が少し出現
5日目には痛みもなく走れるようになる。
症例2 45歳 男性
野球で走塁中にピリッと痛みが走り動けなくなる。
救急病院受診、消炎鎮痛剤、湿布を処方され安静の指示
2週間経ち、痛みは軽減するも普通には歩けないと受診
大腿二頭筋部に圧痛、筋硬結あり、施術
10日間ほどで、走っても痛みはなくなった。
怪我後、何週間も痛むとか、つっぱるとか、言われる患者さんがお見えになるます。
肉離れはわりと早く治りますが、放置期間が長いとよくなるのも時間がかかります。
WBCで肉離れをした侍ジャパンの4番村田 修一選手も、アキュ、マイオを通電、施術し
早期復帰されました。