画像結果は気にしない
痛みがない人でも、レントゲンやMRIで、骨の変形があったり、椎間板がつぶれていたり、
ヘルニアが見つかったりします。 これは、専門家の間でもよく知られた事実です。
こうした異常は、加齢や侵害刺激とともにふえてくる変化であり、一定の年齢を超えれば多くの人に
見つかるのです。 たとえるならば、白髪やシワのようなものでしょうか。
だから、画像検査の結果を見て、「骨が変形している」 「椎間板が傷んでいる」「骨のずれがある」
「ヘルニアがある」 と言われたとしても、「それが痛みの原因である」 とは言い切れないないのです。
骨の変形やヘルニアがあっても、痛みに悩まされることなく、元気に過ごしている方はたくさんいます。
逆に、痛みがあるのに、画像では異常がまったく認められない場合もあるのです。
つまり、病院で通常行われている画像検査は、骨や椎間板といった組織の変化を見ることはできても、
痛みの原因を解明することはできないのです。
ですから、画像検査を指摘されても、画像の結果は気にしないで下さい。
「へ~ こうなってるんだ~~」くらいで...
特異的な疾患( 悪性腫瘍、感染症、骨折、リウマチ及び周辺の炎症性疾患 )を診る検査なのです。