受傷時、靭帯の損傷なら皮下出血、腫れが出るだろうし、TFC( 関節円板 ) 軟骨は血管、神経は
ない そのため、痛みの発信源にはならない。受傷時、「ピリッと」した時( 一次痛 )に
軟骨が断裂したことは考えられるが、その後は、( 二次痛 )筋肉の痛みが継続する。
筋肉が痛みの原因だから、無理しなければ、ほっといてもよくなる患者さんもいる。
(適度に動かしていれば)
もし、軟骨断裂が痛みの発信源なら何をしても治らない。靭帯損傷なら固定で良いが、腫れも、
皮下出血もない靭帯損傷なんてない。 腫れ、皮下出血があれば別だが。
靭帯は、酷使していれば、自然に切れたりする事はある(その時、痛みは一瞬だけだろう)。
切れてても日常生活、趣味のスポーツ位なら痛みなく、問題なく出来る。
それを「靭帯が損傷してる、軟骨が割れてる」と固定しても、意味がない、何ヶ月固定しても修復しない。
おそらく、無症状の方でも、MRI検査すれば、TFCCが切れてたり、何らかの変性はあるはず。
人は、過去の経験で物事を判断するため、筋肉が痛みの原因だと言われても、なかなかピンと
こないし、信じがたいかもしれませんが...痛いのは筋肉のスパズム(痙攣)です。
手術で良くなったと言われる方もいますが、麻酔で痛みの伝達経路がリセットされた、もしくは
プラセボ効果、使っているとまた痛くなる。
「尺骨の突き上げ」と言うのもおかしな話。 痛めると尺骨が伸びるのか?
痛める前からその長さ、形です。 TFCC部だけをあれこれしても痛みは取れない。
椎間板や半月板、関節軟骨損傷の画像と痛みは直結しないと言う論文は多数ある。
TFCCも同じこと。 TFCCが断裂してるから痛いわけではない。
構造と痛みは別問題
24才 女性
テニスをしている際にピリッと痛み、徐々に痛みは強くなっていった。
仕事で、よく手を使うため痛みはひどくなり、安静時でもズキズキ痛みだしたため病院受診。
MRIの結果、TFCC損傷と診断され、固定と投薬。
安静にしてれば痛みはないが、物を持ったり、力を入れると痛み、仕事にならないと知人に紹介され当院来院。
手関節尺側部に腫れ、熱感なし、受傷時も特に腫れはなかったと。
尺側手根屈筋部に圧痛あり、マイオパルスを通電しながらストレッチ、アキュスコープで筋肉をほぐす様に施術。
7回行い、痛みは完全になくなり、手を着いても、捻じっても大丈夫になった。
40才 男性
仕事で、重量物を何度も移動させ負傷
テーピング、サポーターでがちがちに固定し仕事をしていたが、限界になり
病院受診、MRIにてTFCC損傷と診断され、安静と固定
これでは仕事にならず、病院では「らちがあかない」と当院へ
仕事で、酷使しながらの施術だったが、約2か月ほどでほぼ痛みはなくなった。
尺側手根屈筋の索状硬結(しこり),圧痛部をほぐす、施術してやれば、痛みは無くなる。
ゴルフ、バスケ、テニス、なんでもできる。