名古屋市天白区野並にある 赤松接骨院。
肉離れや肘、膝、腰などのスポーツ傷害治療や交通事故治療にプロスポーツ選手も御用達のアキュスコープを使用し,早期回復を目指します。

院長ブログ

歪みですか・・・

「背骨の歪みが」とか、「骨盤のズレが」 とか気にされる患者さんが時々います。
そりゃ、これだけテレビ、雑誌、接骨院や整体のホームページなどで痛みの原因がズレだの歪みだの
言われればそう思うのは当たり前かと思います。

しかし、歪み、ズレが痛みの原因だとは証明されていませんし、
歪み、ズレによって圧迫された神経は痛みを出しません。 異所性発火しません。

100年前ならそれでもいいかもしれませんが、これだけ神経の事、痛みの伝達、痛みの事が解ってきた時代に
「最新の矯正」みたいなセールストーク、これが一般常識になるのは問題だと思います。
矯正するのはいいですが、痛みの原因とするからおかしくなる。

施術方法はひとつではありませんから、矯正と言う名のマッサージ、ストレッチで痛みの改善があるのは解りますが...
セールストークにだまされないよう、患者さんが知識をつけるしかないでしょう。
矯正とうたってる人が商売道具を手放さないし、止めないでしょうから....。

姿勢が悪いのに(背骨が歪んでいるのに)、アスリートになれるのは なぜ?  背骨が歪んでいても痛くない人はなぜ? 
神経を押さえるとなぜ痛いの?  足の裏は日々圧迫されてるのに痛くないの?  ヘルニアでも痛くない人がいるのは なぜ?
背骨が曲がった高齢者はみんな痛いの?  痛くない人がいるのは なぜ?

いろいろ聞いてみてください、矛盾がいっぱい、詰めていくと説明がつかなくなります。
患者さんには施術者にとって不都合な事は無視して、都合のよい事だけを用いて説明しますから。

そもそも 痛みとは発痛物質(主にブラジキニン) が痛覚神経のC繊維の末端についているポリモーダル侵害受容器を刺激して起きます。

発痛物質は交感神経の緊張により酸欠状態になると産生されます。 また、過度の筋収縮が繰り返されることにより細胞膜が破壊され、
化学物質の生成、遊離により侵害受容器が興奮し疼痛が誘発されます(運動などによる筋の微小損傷)。

いずれも構造(背骨の歪み、ズレ)との関係は証明されていません。  筋肉が関係しています。
構造と痛みは別問題と考えるべきだと思います。






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